葛西臨海公園の広い葦原、枯れた葦が一面、沼の表面を覆って広がっています。
冬の水鳥の鳴き声、ウグイスが呼び交わす地味で太い ”ちゃっちゃっ” という地鳴きの声。
その声に混じって、パリパリという乾いた音。
オオジュリンが葦の枯れた幹にかくれた小さな虫を探して葦を割る音です。
茂った葦の中でいったい何羽いるか分かりません。
沼のほとりに群が一瞬移動してきました。
オオジュリンの冬羽です。ほとんどスズメと間違えてしまいそうな地味で、茶色い姿。
夏には雄の頭は黒い帽子を被ったように変わるのですが、この時期はまだ冬の目立たない枯れ草色をまとっています。